今回のフォーメーション

試合のハイライト
試合内容
今回の相手は中盤の要K.フィリップスとエースストライカーのP.バンフォードを欠くリーズ・ユナイテッド。この二人の欠場が響き、今期は昨季ほどの勢いがなくなってしまっている。
気を付けたい選手はエースのハフィーニャ。無尽蔵のスタミナと突破力が持ち味な厄介な選手である。
2分、ラカゼットから中央のウーデゴールにいい形でボールが渡ると、そのまま中央をドリブルし、ペナルティに走りこんだラカゼットに絶妙なスルーパス。
しかしラカゼットのシュートはGKに阻まれゴールならず。
ノルウェーの神童と呼ばれた男のパスセンスは伊達じゃない。
15分、右サイドでのパーティの鋭い寄せから相手のパスミスを誘うと、ボールを奪ったサカがそのままペナルティエリアぎりぎりまでドリブルし、中央のラカゼットにパス。
うまくターンしたラカゼットから走りこんだジャカへの決定的なパスは相手DFが阻むも、ラカゼットの素早い切り替えによりボール奪取。
そしてそのこぼれ球を左サイドのマルティネッリが右隅にぶち抜いて先制。
ラカゼットはこういう献身性が素晴らしい。そしてマルティネッリシュート上手すぎ。
23分、アーセナルのCKを相手に奪われ、リーズの高速カウンター炸裂。
あわや失点というシーンでした。ハフィーニャ速くて巧い。
27分、相手DFダラスのカウンター時のパスミスをジャカがハーフライン付近で奪い、そこから前線に残っていた左サイドのマルティネッリに素晴らしいスルーパスを供給。
これをマルティネッリがスピード落とさずに処理し、最後はボールを浮かせた上手すぎるシュートで2点目を奪取!
ジャカはフリー時の中長距離スルーパス精度はプレミア随一ですわ。
マルティネッリは全速力のスピードでシュート精度落ちないのがすごすぎる。
41分、ラムズデールから富安に正確なフィード。富安は中央のウーデゴールにボールを渡し、そこからウーデゴールが右サイドのサカに、エジルを彷彿とさせるワンタッチの超絶スルーパスを出す。
それをサカがスピードを殺さない素晴らしいトラップをして、ペナルティエリア中央付近まで運び、一回はDFに取られるも、すぐ切り替えてボールを奪い返す。
奪い返した場所でシュートを放つと、DFの足に当たり、GKの逆を突くシュートとなって追加点。
ちょっとこれは相手DF不運だったが、そこまで持っていったウーデゴールとサカを誉めたい。
後半に入り55分、相手の右サイドバックのドラメが上がってきてハフィーニャとパス交換すると、ハフィーニャが3列目から飛び出してきたクリヒにスルーパス。
これをクリヒがグラウンダーのクロスを上げるも、富安が相手FWゲルハルトを素晴らしいブロックで防ぎ、チャンスの芽を摘んだ。
しかし富安は62分に負傷交代。対峙したJ.ハリソンには何もさせなかったし、安定した出来でした。
72分、富安の交代した右サイドでクリヒからゲルハルトへとパスがつながり、たまらずB.ホワイトが倒してしまい、PKに。これをエースのハフィーニャが冷静に決めて3-1。
しかし試合はこれで終わらない。77分にサカと交代で入ったスミスロウが83分、ハーフライン付近でボールを奪うとウーデゴールにパス。
そのままウーデゴールが中央にボールを運んでいき、最後は左サイドを駆け上がっていたスミスロウに浮き球の絶妙なスルーパス。
それをスミスロウが豪快でダイレクトシュートで叩き込み4-1。
あえて浮き球にすることで相手DFが触れない位置にボールを出す技術は素晴らしすぎる。
これで試合は終了し、4-1の快勝で3連勝を飾った。
感想
アーセナルはこの試合、前線でのプレスが功を奏し、高い位置でボールを奪うことで得点を量産した。1,2,4点目はまさにその成果が表れていた。
オフェンスの繋ぎもラカゼットが下りていくことで、マルティネッリやサカがそのスペースを有効に使い、スムーズにパスが通るようになっていた。これは前回のウエストハム戦と同じ傾向だが、このスタイルのほうがタレントがそろっている2列目を活かせるので、今後もこの流れは継続していくと思われる。
リーズは後ろからつないでいくスタイルだが、それによってディフェンスライン付近でとられることが多く、それが結果的にアーセナルのチャンスになることが多かった。
あの繋ぎをもっと正確にできるようになれば、リーズももう少し上位にいけると感じた。
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