プレミアリーグ第19節 アーセナルVSノリッジ

アーセナル

今回のフォーメーション

試合のハイライト

試合のキーポイント

 この1戦、富安はコロナ陽性のため欠場に。代わりに入るのは開幕からRCBを務めていたB.ホワイト。
RCBにはR.ホールディングが先発で出場した。

1点目(B.サカ)1-0

 5分、左サイドでマルティネッリが前線からプレスにいくと、相手RSBが慌てて縦パス。
これをティアニーがうまくインターセプトし、中央のラカゼットに横パス、ここから少ないタッチ数でマルティネッリ、ウーデゴールへとパスが繋がり、中央のウーデゴールは右のサカに展開。
PA内のいい位置でボールをもらったサカは、利き足の左に持ち替えて、相手DFを見ながら左隅にシュートを沈めて先制点をゲット!
奪ってから誰も持ちすぎずに、スムーズにボールをつないでいったことで、PA内で密集せずにシュートを打てたのが何よりよかった。

アーセナルのチャンス(A.ラカゼット)

 26分、ハーフライン付近でもらったパーティが右サイドのサカに展開。
サカが個人技で相手DFをはがすと、中央のラカゼットにクロス。しかし高さとスピードが合わず、ヘディングは枠外に。
この試合はサカの個人技がかなりノリッジを翻弄していた。

ノリッジのチャンス(P.プワヘタ)

 30分、ノリッジの左サイドのハーフライン付近で、相手FWプッキがホールディングを背負って、ホワイトを置き去りにして走りこんできたサイドハーフのプワヘタに絶妙なポストプレー。
そこからプワヘタがPAまでボールを運ぶも、味方のフォローなく無理やりシュートで終わる形に。
このシーンはホールディングとホワイトがマークの受け渡しをうまくすべきだったが、プッキのポストプレーとプワヘタのスピードが一枚上手だった。

2点目(K.ティアニー)2-0

 43分、ホワイトからなぜか右にいたマルティネッリへ、そこから中央のウーデゴールへとパスが繋がる。
ウーデゴールはすぐさま反転し、逆サイドでオーバーラップしてきたティアニーへ素晴らしい角度とスピードのスルーパス。これをティアニーはワンタッチでシュートに持っていける位置まで運び、ゴール右隅にしっかり決めて2点目を奪取。
なぜかノリッジは中央でウーデゴールをフリーにする回数が多く、そこからかなりチャンスを作られているように感じた。本来はボランチの選手がつくべきだが、どちらもポジショニングがあいまいでフリーにさせる時間が多かった。

前半終了

後半開始

3点目(B.サカ)3-0

 エンド代わって66分、これもPAちょっと前付近でフリーとなったウーデゴールへ左サイドのティアニーから横パスが入る。それをラカゼット、サカと右サイドまでつなぐと、ここからサカの個人技爆発。
完全に相手を振り切り、中にカットインして、左隅にコースをついた素晴らしいシュート炸裂。これで3-0。
ノリッジは人数足りているにもかかわらず、ボールへプレッシャーをかける人数が少なすぎた。
PA内に何人もいるくらいなら、カットインのコースをふさいでおけばよかったのにと思ったシーンだった。

4点目(A.ラカゼット)4-0

 82分、マルティネッリと代わって入ったスミスロウが早速活躍。
中央でラカゼットとワンツーをしたスミスロウが、空いたPAのスペースにいいスルーパスを出す。
これをラカゼットが相手DFとボールの間にうまく体を入れて、倒されPKゲット。
倒されたラカゼットがそのままPKを決めて4-0。
これも中央でワンツーした後のスミスロウを相手がフリーにさせすぎており、相手のボランチのポジション取りに疑問が残る。

5点目(E.スミス=ロウ)5-0

 アディショナルタイムに入り、またまたフリーになっていたウーデゴールが右サイドでボールをもらい、相手2枚を引き付けてフリーになったペペへ優しいパス。
ここら辺の駆け引きとテクニックはさすが神童といったところか。
ぺぺの左足シュートは相手DFに弾かれるが、そのこぼれ球をスミスロウがしっかり決めて5-0!
スミスロウはここ最近途中出場ばかりも4戦連続と、驚異の決定力を見せつける。

 このまま試合が終わり、なんとリーグ戦4連勝を飾った!(ここまでは調子よかったんですけどね…)

感想

 リーグ戦4連勝は素直に嬉しかった!フォーメーションが固定化されているため、チームのコンビネーションもよくなっているように感じたし、パス交換も非常にスムーズで見ていて楽しい。

 パーティ、ジャカ、ウーデゴールの中盤3枚は、見ていると右サイド寄りにウーデゴール、左サイド寄りにジャカ、中央にパーティといったポジション取りが多かったように思う。
実際、2点目の得点シーンは右寄りにいたウーデゴールが、右サイドからボールをもらい、左サイドに展開していたし、3点目の得点シーンは左サイドにいたジャカとティアニーのパス交換から始まっている。
この位置取りによって、ボランチとサイドハーフの間で受けることが多かった二人は、比較的激しいマークにあわず、攻撃の選択肢を増やせたことが今回の勝因の一つか。

 現時点では、スペースがある状態の攻撃はかなりスムーズにパスをつないでフィニッシュまで持っていけている印象だが、引いて守られたときにどのように崩していくかのアイデアはあまり持ち合わせていないように思う。スペースがない時にどう崩していくのか、それができるようになればCL圏内も夢ではない。

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